７月５日の昼頃から夜にかけて、福岡県から大分県にかけて観測史上最も多い記録的な雨量を観測、整備局管内で初めて「大雨特別警報」が発令され平成２４年九州北部豪雨の２倍の雨量を記録し九州北部の３水系（遠賀川、筑後川、山国川）では氾濫危険水位を超える洪水が発生し、３観測所で至上最高水位を更新しました。福岡県では甘木朝倉地区において山手では土砂崩れによりなぎ倒された杉の木が川を流れ下り、川の流れをせき止めて氾濫させ大量の土砂と共に住宅地に押し寄せて道路や家屋に押し寄せて大変な被害をもたらしました。

7月11日(火)に被害の多かった甘木朝倉地区を訪問し被害状況の視察とお見舞いを申し上げるために、甘木朝倉地区に向かいました。途中の基山パーキングエリア付近であまりにも激しい雨に遭いこのまま甘木朝倉地区に向かえるか不安になり一時間ほど休んでから再び向かいました、最近の雨は局地的な豪雨に成るのでゆっくりと車を走らせ甘木朝倉インターを降りたとたんに災害のすさまじさを実感する映像に出会いました！！

川の氾濫により学校の校舎の一部が削れて校舎が倒れかかっておりました。

朝倉インターを降りてすぐの交差点には警察官が全面交通止めですべての車両に迂回措置を指示しておりそれから先には進めませんでした。幸い甘木朝倉支部の井上支部長の店舗は大きな被害がありませんでしたので最初に訪問して状況を伺いましたところ、地元の方が運転しておれば一部を除いて通行が出来るとの事でしたので、早速井上支部長の車で被災者のお店を訪問することになりました。

途中の道路脇にはこの様な流木が山のように積み上がりこの世のものとは思えない光景が続きました。道路脇の家屋は土砂で床上まで埋まり、田植えの終わった田んぼは運動場の様な光景です、訪問したお店は道路より高い位置にお店がありましたが、今回は理容椅子が水没しないように必死に移動されたそうです、それでも椅子に水が押し寄せ電気の配線部分が埋もれてしまい動かなくなりました。　　　

甘木朝倉支部の２８店舗での被災状況は8店舗が被災しており浸水や土砂の流入、上下水道が使用できないなど通常の営業が不可能な状況が続いております。福岡県理容組合からとりあえずお見舞いとして3万円分のクオカードをお見舞いとして持参いたしました。これからまだまだ各地で被害に遭われた皆様にとって困難な状況が続きますので、全理連からも大森理事長からお見舞い文そして出来るだけの支援を約束頂きました、九州北部豪雨災害後には全国各地の理事長からは心配の電話やお見舞い、激励、支援の申し出を頂き心から理容組合の組織力に感謝申し上げます。

今回の九州北部豪雨災害で亡くなられた方、そしてまだ行方不明の方そのご家族に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。

そして今回の被害に遭われた全組合員の皆さまには福岡県理容組合が全力を上げてご支援申し上げますのでお気持ちをしっかり持ってお仕事に復帰されて下さい。