パラ卓球立石選手の活動報告~北京大会と中国武者修行について~

s-鬼コーチ

中秋節が過ぎ本格的な秋が始まる頃ですが、皆様如何お過ごしでしょうか。

私は8月末から9月3日まで北京大会に参加して来ました。調子も良く、入念な準備をして臨みましたが、結果としては個人戦・団体戦ともに予選敗退という結果に終わりました。

デュースで落としたセット数多く、リードしていながら逆転負けした試合も多く、悔し涙を流した北京大会でした。

しかし、帰りの飛行機の中で試合のビデオを見返していると、新たに取り入れた技術は確実に得点に結びついており、「やっている事が間違ってはいない」と確信を得る事もできました。

7月インドネシア大会後、生活の細かい事から変えて来ましたが「このままではまだ足りない」と強く感じ、北京大会の直後ですが単身中国に渡り、10日間の武者修行に行って来ました。北京から100kmほど南にある天津市武清区の体育館で9:00〜20:00まで中国人コーチと同時期に合宿に来ていたマレーシアチームと練習をしました。

s-体育館にて

体育館にて

 

技術的な収穫としては、指を意識して打つという事を掴んで来ました。(足指も)

練習は毎回息が切れてきついものでしたが他の選手には負けたくないので意地でやっていました。しかし息が切れる事は改善すべき現象です。だから如何に効率よく打球するかを四六時中考えていました。力みをなくし、体の各関節部分をいかにうまく使い、無駄なロスなくエネルギーを球に伝えるかという事が最大の課題でした。

s-鬼コーチ

鬼コーチ

これは店舗でお客様の髪をカットする技術の中でも似たような事があるのではないかとも中国で思ったりしていました。(笑)

また、2LDKのマンションを借り上げ、4名で共同生活をする中では多くの気づきがありました。朝食・夕食を作るにしても栄養バランスを考えて買い物をして調理したり、ルームメイトの行動パターンをいち早く把握し、先読みして無駄なく動いたり、先手を打ったり。これは日々の生活の中、大会期間中により意識して活かして行こうと思います。

s-ご飯、肉、卵、野菜のシンプルクッキング

ご飯、肉、卵、野菜のシンプルクッキング

 

10月3日〜15日はインドネシアのジャカルタ市でアジア・パラ競技大会があります。

8月には健常者のアジア競技大会が同ジャカルタ市で行われました。TVでご覧になった方も多いと思います。この大会は卓球単種目の国際大会ではなく、色々な競技が行われる総合大会です。代表選考も卓球協会の推薦だけでは通りません。実績や可能性が問われる狭き門です。この大会の日本代表に選ばれた事に自信と誇りを持って、再度ジャカルタへ渡り挑戦して来ます。応援、宜しくお願い致します。

立石 アルファ裕一

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