平成29年9月4日、各地区にて有料講習を行いました。

地区	会　　　場	時　間　帯	講師名
１区	北九州市立商工貿易会館	１１時～１４時	安藤　弘美
２区	直方中央公民館	１０時～１２時	石井　正吉
３区	福岡理容美容専門学校	１１時～１４時	坂口　拓也
４区	久留米市立商工会館	１３時～１６時	木本　光紀

　（敬称略）

下記、各区からのレポートです。

１区　有料講習

“全理連　２０１８ニューヘアー”講習会は全理連中央講師　安藤弘美先生に三重県から遠路お越しいただき、８７名の受講者で行われました。安藤先生のご紹介並びにご挨拶をいただいた後、商社の紹介と商品説明を行いました。

また、火災被害に遭った阪井氏より、第１区北九州理容連盟組合員からのお見舞いに対しての御礼のご挨拶がありました。

そして、小倉北支部加藤教育部長より、全国大会出場の江田凜太郎選手の紹介並びに激励の言葉をいただいて、本来の講習会に移りました。

まず、スクリーンのオリジナルブロッキング並びに事前に作ってきて下さったウィッグの作品で概要の説明をしていただきました。

受講者に配布されたパンフレットに沿っての解説に加え、カットの合間では受講者が何度もモデルの髪に触れる機会を作り、手触りを確かめさせながらの進行をして下さいました。

カット終了後、大きめのロットでウエーブを付け、ボリュームが加わり、優雅な作品に成りました。安藤先生の巧みな鋏裁きと雄弁な解説に加え、会場内の熱気で先生は汗を拭い乍ら、奮闘して下さいました。

そして、サポートの坂元さん（福岡県講師）が受講者の聞きたい所を的確に質問して下さる等、皆さんにとって解り易い、大変良い講習会でした。

モデルの小倉南支部 大塚さん（旧姓 岸本）は背中まであったヘアーをさっぱりと短くし、より素敵にイメージチェンジしました。

 

最後に、受講者から全国大会出場の江田凜太郎選手に対し、激励の募金をいただいたことを受け、感謝申し上げます。

 

１区会長　塩川　勝文

 

 

２区　有料講習

９月４日、直方中央公民館において、全理連講師、石井正吉先生（山口県）をお迎えし、予定通り開会しました。

今回のニューヘアー“マージュ”は例年にないレディースヘアーとあって、会場には、多くの女性の姿があり、石井先生の分かりやすく楽しいご説明で熱気と笑いがありました。

最初に“マージュ”についてのご説明があり、その後、カットに入っていきました。

ブロッキング、パネルの取り方等、丁寧な説明で、３台の椅子を使い、参加者全員にわかる技術を見る事ができました。パーマでは、数本のロットでボリュームを出すワインディング技術、女性らしい仕上りになりました。

パーマの放置タイムには、石井先生の人生論や経営論などの明日の営業に繋がるお話もしていただき、内容ある３時間でした。

当日の参加者の皆様、お疲れ様でした。

 

筑豊理容師会　教育部　太田　浩史

 

３区　有料講習

当日は天候にも恵まれ、受講者１４７名を集め、坂口拓也全理連中央講師

による2018年のニューヘアー「Marge・マージュ」を行いました。

 

全理連は一昨年、出された厚生労働省局長通知で理容師による女性パーマが認められたことを受け、2018ニューヘアーのテーマとして女性のパーマスタイルを決定しました。これは理容業界に女性客を呼び込み、業界全体に女性パーマの普及を図るためです。

はじめにスクリーンで「マージュ」のコンセプトを紹介、その後、モデルのカットに入りました。

ワンパネルごとにスクリーンのカット展開図を確認しながらの丁寧な技術解説でカットを終了し、マージュエリアに８本のロットワインド、仕上げは丸アイロンを使用し、ワックス、スプレー等の仕上剤を使用して、坂口拓也講師自ら、「今日はかなり頑張って仕上げました」と云われるほど、可愛く素敵なマージュでした。

ナチュラルだけど、作りすぎない人気のボブスタイル（パーマ）。“スタンダードなボブベースに顏回り前上がりラインが作る現代的フォルム”、“みずみずしさ、透明感を生む質感カット”、“理想のフォルムや雰囲気を作るパーマテクニック”など女性の魅力を引き出す要素が込められたヘアースタイルにロングレイヤーだったモデルさんも“Margeボブヘアー”に喜びの表情を浮かべていました。

女性ヘアーに馴染みが薄いという方々も支部講習会などに積極的に参加いただき、技術のスキルアップや経営に役立てて欲しいと思います。

なお、講習開催前に組合推薦商社の泉力様、松本興産様、２社の紹介を行いました。機会があれば組合推薦商社のご利用をお願いします。

 

３区担当　丸山　茂

 

４区　有料講習

今年度のニューヘアー講習会は「レディースヘアーということで、もしかすると受講者が少ないのではないか。」と心配しておりましたが、小副川理事長にも来ていただき、６６名の方が出席、ホッといたしました。

開会に伴い、小副川理事長から九州北部豪雨に対するお悔みと共に組合員皆様方からの義援金に対するお礼を述べられました。

それから、『赤ちゃん筆の光文堂』と『水素水のライタックス』、２社の協賛商社について紹介。業界と組合の利潤を得る事に繋がること、そして、最近、理美容業界の定義が新しく変わってきていること、その一環として今回のニューヘアーはレディースの『マージュ』に決まったこと等のお話があり、「これからの営業種目の一部にどしどし女性のメニューを取り入れて下さい。」という締めくくりで１０分程の理事長のご挨拶が終わりました。

続いて全理連中央講師の木本先生の紹介です。木本先生のご挨拶では、九州北部豪雨に伴う水害のお見舞いを頂戴しました。

その後、スライドと講義を交えての実技に入りました。モデルはカラー等、全く施していない、背中までの長さの黒髪女性です。残念ながら、今回は会場の都合により洗髪する事が出来ないということで、パーマ無しのカットのみとなりました。

まず、６ヵ所くらいのブロッキング、説明を加えつつ、約４５分間のカットです。最初はボトムエリアの下３分の１をオンザスキンでスクエアレングスにポインティングカットし、テキストに沿ってカットを進めました。全体をチェックし、ポインティングカットにて重さを調整して、カット終了。ドライヤーでブローの後、「少しカールをつけましょう」ということで、３０ミリくらいのアイロンにてマージュラインと思われるところにアイロン施術、再びブローして最終的には美しいＣカールのスタイルで仕上がっていました。

最後に、モデルさんに施せなかったパーマの巻き方をウィッグで実践してもらい、木本先生の講習会を修了しました。

四区会長　赤坂　勝行