やっと蝉が鳴き始め、夏らしくなってまいりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は7月23日から始まるアジア大会に向け、7月17日〜7月19日まで『味の素ナショナルトレーニングセンター』で、優勝しパラ出場権を獲得するために合宿で特訓をしています。
今回は練習施設について少しお伝えします。ナショナルトレーニングセンターは、「スポーツ振興基本計画」を受けて設置されている、日本のトップレベル競技者用トレーニング施設です。
当施設は文部科学省の管轄であったため、厚生労働省の管轄であった障害者スポーツではトップレベル競技者であっても使用出来ませんでした。
2014年度から障害者スポーツが文部科学省に移管され、2015年度に設置されたスポーツ庁で、スポーツ行政の関係機構が一本化され、初代スポーツ庁長官鈴木大地氏が2016年10月に示した鈴木プランではオリパラ一体化が打ち出されました。
この中で「日本初となるパラ仕様の最先端屋内総合トレーニング施設を整備し、オリパラ共用による競技力強化を支援」する事となりました。
施設はとても充実しており、競技力強化における基本3原則である「トレーニング」、「栄養」、「休養」がすべて満足できるよう、JOCや各競技団体の意見を取り入れながら、諸施設と設備の設計がなされています。
★研修の一環で集中力をすばやく髙めるためにゴルフボール積みなどもありました。
卓球場以外にも、多目的な利用が可能なコート、ウエイトトレーニング室、プール等はすべての競技団体が利用できるようになっています。
食堂の桜ダイニングではカロリー計算された品を各自が選んで食事をします。
専用のタブレット端末でお盆に載せた食事を撮影すると、合計カロリーが表示されます。これを計算し日々データを蓄積して管理していく事ができます。
大浴場、マッサージルーム、リフレッシュスペースも設けてあり、疲労回復もバッチリです!
セキュリティはとても厳しいです。
セキュリティカードでドアを1つ1つ開けていかなければ進めません。卓球場から宿泊施設棟まで5回もカードを通さないと部屋にたどり着けません(⌒-⌒; )
また、プールに入る時はセキュリティカードとは別に警備室へ電話連絡をしてドアを遠隔操作で解錠してもらわなければいけません。
館内で会う人は、全て日本の各スポーツ競技のトップ選手ばかりです。
皆様のおかげで、このように素晴らしい施設で日本代表者として特訓が出来ていることに感謝です。
これを書いている今は大会前です。
大会、全力で頑張ってきます!
立石 アルファ裕一